高度先進医療について知ることの必要性

厚生労働省によって認められた高度先進医療は比較的新しく開発された医療技術が使われているものが多いのが特徴です。また高度先進医療の多くは、これまで治療や診断が難しかった病気に対しても効果が期待できます。
高度先進医療自体、国の方針としては国民が治療を受ける際の選択肢を広げるために選定しているものです。自由診療となる医療とは違う位置づけをすることによって、国民にとって少しでも治療が受けやすくなるよう配慮しています。自由診療と異なる点は、高度先進医療自体については全額自己負担となるものの、それに付随する医療については保険適用が可能となることです。これによって金銭面で国民が最先端の医療を受けやすくなっています。
その中には、がん治療に関わるものが多くあります。がんは国民の3人に1人が生涯のうちに1度は発病すると言われているので、誰もが高度先進医療を受けるという選択をする可能性があります。また、白内障のような高齢になった際に発症しやすい病気に対する画期的な治療法も含まれています。
しかし、医師は必ずしも高度先進医療を勧めてくれるわけではないため、自分がなんらかの病気に罹患してしまい治療が難しいということになった場合には、まず自分で調べてみることが大切です。その病院では実施できないという理由で勧めていないだけであることが多く、転院すればすみやかに治療を受けられるという場合もあります。保険診療の枠外にも治療法が存在するということを知って、自分の患ってしまった疾患の治療について学ぶことはよりよい治療を受けるために必要です。

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